マオエンド
場所:対べスティア戦のどこか?


シオ「マオはべスティアに行っちゃうの?」
マオ「……えーっと
   シオンくんはどうして欲しい?」(照れ)
シオ「どうして欲しいって言われてもねぇ
   マオが決めることでしょ?」
マオ「ひどい!アタシのこと、好きじゃないの?」
シオ「はぁ?」
シオ「そりゃまあ
   好きか嫌いかと言われたら
   嫌いじゃないと思うけどさ……」
マオ「ったく
   煮え切らないわねえ……」
マオ「まあ、いいわ
   シオンくんこそ、これからどうするの?」
シオ「とりあえず
   ピオス先生の助手を続けるつもりだよ
   宿代もためちゃったし」
マオ「じゃあ、アタシも決めた!
   実家に戻って、住み込みで働くわ」
シオ「実家って?
   べスティアのこと?」
マオ「勇者亭よ
   アタシはあそこで生まれたんですもの」
マオ「それに……ダンチョーのことも放っておけないしね」
シオ「それがいいよ!
   団長、口に出さないけど
   育ての親として、よくさみしがってるんだよ」
マオ「じゃあ、決まりね!」
マオ「シオンくんとひとつ屋根の下で
   暮らせるんだね
   ふふふっ」♪
マオ「そうと決まれば
   邪魔者を追い出さなきゃ
   エルウィンでしょ、センセーでしょ……」
シオ「なんでそうなるんだよ……」
シオ「だけど、マオと仲良くしてたら
   団長に、にらまれそうだな」
マオ「気にしない、気にしない!」
マオ「そうだ!シオンくんにお礼を言いたいことがあるんだ」
シオ「どうしたのさ
   急にかしこまって」
マオ「こんなアタシを
   ずと信じてくれて、アリガト!」
シオ「うん、マオのことは信頼しているよ
   これからもずーっとね」
マオ「さあ、勇者亭に戻ろう!」


シオンは終始困惑顔